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【御礼とご報告】【ハイレゾ・DSDと戯れる】 新製品!KORG DS-DAC-10Rを早速使って、アナログアーカイブの実演イベント・その2
前記事(その1)から続きます


アナログレコードアーカイブ関連のイベントですが、オリオスペックでは過去二回ほど開催致しました。
延長戦も含めたら数知れずか。これまではレコーダーによるハードウェアベースでのアーカイブだったのですが、
第三回目のKORGさんイベントでは実現の仕方がちょっと異なっておりまして、ソフトウェアベースでのアーカイブです。
簡単に言ってみると「PC上の専用アプリを操作してファイル化する」という意味合いですね。


▽ハイレゾ・DSD界隈における 「技のデパート」 KORGさん

ハイレゾ・DSDマーケットにおけるKORGさんの動きって、とってもアグレッシブなんですよね。
ここ最近のことではなくって、もうずっと。
DSDをキーワードに多方面且つ積極的に商品展開しつつ、ハイレゾ・DSDマーケットを耕していらっしゃる。
Clarityっていうプロフェッショナル用DSDレコーディングシステムの開発実績も持ってらっしゃるし。
ここ最近ですと、DSD128のリアルタイムストリーミング配信実験 (1/2/3/4/5) の主要メンバーでもあるわけでして。
これまでハイファイオーディオマーケットを牽引していたオーディオ専業ブランド顔負け。

で、2015年の年末期にリリースされたのがこのDS-DAC-10RとAudioGate4
KORGさんの志向を分析してみるところ、ハードウェアと自社アプリケーションソフトを並立させるイメージ。
AudioGateを見てもそうですし、PrimeSeatも、iAudioGateも同様のスタンスかと。
ハードウェア志向の強い従来オーディオメーカーさんとは少々異なるアプローチ。
アプリケーションを核にして様々なハードウェアを連携させる方向性であるからこそ、
新しいサービスへの適合が柔軟ですし、展開もスムーズなんでしょうねえ。
大変現代的なハイファイオーディオのスタイルだと思う次第。

s-Korg_03.jpg
<AudioGate4の操作を解説される、KORG蛭田さん>


▽核となるAudioGate4とサウンドインターフェイスとしてのDS-DAC-10R

いわゆるハード+アプリケーションの連携でアーカイブを実現するカテゴリの製品ですが、
DS-DAC-10R本体はサウンドインターフェイスデバイスとして、
AudioGate4はDS-DAC-10Rの制御機能を兼ね備えたシンプルな簡易DAWとして捉えることが出来るかと。
ちなみに、このイベントで利用したDS-DAC-10R本体やAudioGate4は製品リリース版と考えてよい仕様、だそうです。

実際に操作をするのはAudioGate4になるのですが、GUIが整理されていて数回弄っただけで理解出来そう。
入力レベルを調整したり、レコード盤の導入部の針音を切ったり、編集した音源をファイルとして吐き出すなど、
デモ操作を拝見していても、とてもシンプルな手順で完結しています。
アーカイブに必要とされる基本機能のみを実装しているそうですので、
コンシューマレベルがササっと使う程度であれば、これは大変好ましいと思います。
機能は沢山あっても操作手順が難解であったり、見た目がごちゃごちゃしていたら使う気すら失せるってもの。
機能が山ほどあっても使わないんじゃ意味ないし、使いにくくて触らなくなっちゃったら元も子もありませんものね(笑)

s-audiogate4_02.jpg
<極めてシンプルなAudioGate4〜これでDS-DAC-10Rの機能も操作>


DS-DAC-10Rのハードウェア仕様は以下の通り。
--------------------------
ADCチップ:TI PCM4202
DACチップ:Cirrus Logic CS4398
フォノイコの増幅部:TI OPA1662
--------------------------

ADCチップは著名なレコーダーKORG MR-2000Sと同一、DACチップも他のKORG製DACと同一でして、
ハードウェアは使い慣れていると思ぼしきデバイスによって手堅く構成されています。
従って、レコーディング用のADコンバータ、プレイバック用のDAコンバータのクオリティは
実績豊富なこれまでのKORGさんの製品に準じておると解せます。

フォノイコの増幅部については、MMカートリッジ対応の仕様です。
MCカートリッジをご利用の場合は昇圧トランスかヘッドアンプを併用なさってください。
(関連事項は別途記載)

DS-DAC-10R_Front.jpg
<再生中のサンプルレートは、左ノブのカラーインジケータでも識別も出来ます>

DS-DAC-10R_Rear.jpg
<しっかりした筐体はダイキャスト製。銅メッキのリアパネルに金メッキ端子。インシュレーターは三本脚>

----------------------------------
電源はUSB BUS POWERED。これ、手軽にご利用頂くための配慮だそう。
未検証ではありますが、aurorasoundさんのBusPower-PRO2あたりで電源チューン出来ないかな?、なんて妄想してます。
※ご注意: DS-DAC-10RとBusPower-PRO2の動作は未検証です。
----------------------------------


▽特徴的なソフトウェアベースのフォノイコ機能

前記事で触れましたが、DS-DAC-10RとAudioGate4の組み合わせにおけるフォノイコライザー機能は、
以下の二つに分離されて実装されています。
----------------------------------
DS-DAC-10R: MMカートリッジレベルの増幅部
AudioGate4: イコライザ―部
----------------------------------

この特異な仕様、実はアタマの使い方が大変上手なアプローチでありまして、
イコライザー部をソフトウェアとしてデジタル領域で実装することにより、以下の特筆すべき機能を実現するわけです。
----------------------------------
1.多彩多様なイコライザ―カーブを安価な価格で実装
2.規格に忠実で定数的な観点から大変精度の高いイコライザカーブを実現
3.イコライザレスなサウンドでのデータアーカイブすら可能
-----------------------------------
※1項と2項は、共にソフトウェアベースでの最も大きい恩恵とも言えましょう。

AudioGate4では、イコライザ―カーブについて以下の6つを実装しております。
-----------------------------
・RIAA
・RIAA-IEC(RIAAにサブソニックフィルターを追加)
・NAB
・FFRR(DECCA)
・COLUMBIA
・AES
※上記以外にOFFも選択可能
------------------------------

主要なイコライザ―カーブを複数実装している点は、
アナログ派クラシックマニアの方を始め、ジャズファンの方には有益ですよね。

これら、デジタル領域におけるソフトウェアでの実現ですから、
抜群のS/Nに加えて左右偏差が無く、規格上の定数にも極めて正確であるわけです。
おまけに、ソフトウェアのバージョンアップによるカーブ種類の追加実装も柔軟に対応可能。
なんとまあ、そんな仕様を大変安価(実売5万円台)に実現している、ときました。

このように高精度で多種多様なイコライザーカーブを持ったフォノイコを通常の素子で組もうとしますと、
素子の選別からそれはそれは手が掛かることとなりまして、とても手が出ない価格帯のフォノイコライザーに
なってしまいます。実際そういう憧れ的雲上モデル、存在していますでしょ?

------------------------------
※アナログレコードってホント奥が深いですよねえ。
RIAAカーブ統一後においても、ヨーロッパではまだRIAAにしていないレーベルもあったらしいですし、
同名タイトルのモノ盤とステレオ盤でイコライザ―カーブが違ってる、なんて事例もあります。
レーベルサイドが、RIAA統一前に他のカーブで作成したマスターを再度RIAAで作り直したどうか?なんてのも不明です。
そもそも統一されたと言われるRIAAカーブだって、1976年を境に旧RIAAから新RIAAへと変わるんですもの。
------------------------------


▽フォノイコ機能のONとOFFについて

このモデルでアナログレコードをアーカイブする場合、イコライザ―の掛け方にまあ色々とやり方があるのですよ。
これ、DS-DAC-10RとAudioGate4を使いこなすには理解しておくべき内容でしょう。
-------------------------------------
<録音の方法が3通りあります>
1.DS-DAC-10RとAudioGate4のフォノイコ機能を使って録音する
2.DS-DAC-10RとAudioGate4のフォノイコ機能を使うけど、RIAAイコライジングはしないで(逆RIAAのまま)録音する
      ⇒ アーカイブデータをそのまま再生すると逆RIAA状態でオカシくなるので、再生時にRIAAを掛けます。
          詳しくは次項で。
3.DS-DAC-10RとAudioGate4にLINE入力して録音する
      ⇒ フォノイコは愛機を利用する形になりますので、現在気に入っていらっしゃるアナログサウンドで録音できます。
-------------------------------------

ここでのポイントは3項。
現在ご利用のフォノイコを含めたアナログレコードのサウンドをそのままデータアーカイブしたい場合は、
LINE入力に切り替えてDS-DAC-10RとAudioGate4のフォノイコ機能をバイパスさせて頂ければ結構です。
このLINE入力であれば、テープメディアやCD等のLINEレベルのソースもデータアーカイブ可能となります。


▽録音時と再生時、別々にイコライザ―機能を持つAudioGate4

面白いことに、AudioGate4は録音と再生で別々にイコライザー機能を実装しています。
通常アナログレコードをアーカイブする場合は、録音時にRIAAイコライザーを入れて、
低域と高域を本来のサウンドバランスに戻しつつハイレゾ・DSDな音源ファイルを作成するわけです。

s-録音時RIAA設定.jpg
<録音時におけるイコライザ―の設定箇所 ※再生時の場所とは違います>


で、ここからがAudioGate4の特異なところ。

これ、録音時にRIAAイコライザーカーブをOFFに出来ることもできますので、
アーカイブ時にOFFにした場合、レコードに切られたままの逆RIAA状態でデータ化する事も可能なのです。
で、再生する場合は、再生時に働くRIAAイコライザ−をONにするというわけ。

これ、ちょっと工夫すると色々面白い事が出来そう。
録音レベルを思いっ切り下げてアーカイブし、ファイル再生時には通常型のフォノイコへ突っ込んでみるとか。
アンプ(フォノイコ)を自作なさる方のチェック用音源作成ツールとして重宝すると思うんですけどね。
いつか逆RIAAも掛けられるようになったら、CDなどのLINEレベルなソースでも
ゲインを下げた上で逆RIAAエンコードを施しハイレゾファイル化。
で、それを通常型のフォノイコを通じ再生する、なんて遊びが簡単に出来そうです。
これと同様なCDの逆RIAA処理再生、10年ほど前には一部のマニアの間で流行りましたよね。

s-再生イコライザ設定.jpg
<再生時におけるイコライザーの設定箇所 ※録音時の場所とは違います>

----------------------------------
※ご注意
AudioGate4の仕様上、アーカイブ時にRIAAを掛けた場合でも、再生時に再びRIAAを掛けることが出来てしまいます。
これをやると二重でRIAAが掛かってしまうので、ブースト処理をする低域はもちろん歪みます。
----------------------------------


▽アーカイブ時のサンプルレートとファイルフォーマット

DS-DAC-10RとAudioGate4で作成できるサンプルレートとファイルフォーマットは以下の通り。
ハイレゾ・DSDで一般的に利用されているものはしっかりと押さえられています。
-------------------
PCM:
・量子化ビット 16 〜 32bit(float)
・サンプルレート 44.1〜192kHz
・ファイルフォーマット WAVE/BWF/AIFF

DSD:
・DSD64(2.8MHz)〜 DSD128(5,6MHz)
・ファイルフォーマット DSDIFF/DSF/WSD
-------------------
PCMは32bit(float)が出来ることとBWFも対応していること。
DSDは大変めずらしいWSDに対応していることが特徴でしょうか。

s-サンプルレート設定.jpg
<ちょっと見えにくいですが、サンプルレートの設定箇所〜環境設定>

s-PCMファイル設定.jpg
<PCMでのファイルフォーマットの設定箇所〜録音設定>

s-DSD録音ファイル設定.jpg
<DSDでのファイルフォーマットの設定箇所〜録音設定>


▽DSDアーカイブ時のイコライジングについて

ここまでつらつらと機能を書き連ねてきたわけですが、
DSDにまつわる事情に関してちょっとお詳しいはお気づきになったかも。
DS-DAC-10RとAudioGate4でDSDアーカイブした時って、RIAAイコライジングはどうやって掛けているのだろう?っと

DSDってレコーディングは出来ても、実はそのままではイコライジング等のサウンド加工が施せないのです。
DSD領域で出来る事というのは本当に限られていまして、切る・繋げるくらいなもの。
DSDレコーディングした音源に対し、いわゆるマスタリング過程で行うような細かいサウンドの加工を行う場合、
著名なDSD用のDAW Merging Pyramixでは、DXDというフォーマットに一時変換して加工しています。
最近耳にするこのDXD、実は24bit352.8kHzPCMや24bit384kHzPCMが実態です。
つまり、自由に加工が出来るPCMに一旦変換し、PCM領域においてマスタリングした上で再度DSD化するわけです。

アナログレコードで利用するイコライジングカーブの処理もこのマスタリングと同様ですので、
DSD領域でそのまま処理してしまうことは出来ません。
このAudioGate4についてもこの制約は当然に当てはまると思われます。
推測するに、ますはPCM領域でイコライジング処理した上で、
その後ΔΣ変調を加えることによってDSD化しているのではなかろうか?と考える次第。
このイベントにおいては、このあたりのカラクリの詳細解説はありませんでしたが、
KORG蛭田さん曰く、「DSD128ならDSD128のレゾリューションを維持できるよう処理している。
それがAudioGate4の売りのひとつ」とコメントなさっておられました。
AudioGate4のこの仕様については、今後詳しいことが明らかになっていくのではないか?と想像します。


▽で、アーカイブしたサウンドは一体どうだったのか?

DSD128(5.6MHz)と32bitfloat 192kHzPCMでお題の曲をアーカイブしてみました。
PCMとDSDでの音調にはやはり差違がありますねえ。ここはとても面白いところです。
マスターとするアナログ音源をはじめとして諸条件は全く同じですので、
同一環境下におけるPCMとDSDの差異を比較することが可能になったわけです。

PCMについては、立ち上がりの早いシンセと打ち込みドラムのリズムがバシバシ決まります。
キツさも含めたエネルギッシュな強さに加え、リズム感とスピード感が前面に出るイメージですね。

s-32bit192k.jpg
<32bitfloat 192kHz PCMでアーカイブしたファイルを再生中>

DSDについては、少しミッドレンジが抑えめになり、低音方向は無駄な肉がそぎ落とされる感じですね。
余韻ある響きやハーモニックスが特に感じられて、少々優しめなチューンです。
KORGさんのDSDサウンドって、独特なカラーを持つような気がするんですよねえ。

s-DSD5.6M.jpg
<1bit 5.6MHz DSDでアーカイブしたファイルを再生中>

会場の皆様にお好みを伺ったのですが、ここでは意見が完全に分かれました。
どちらか決めかねた方も多く、個々人の感性が垣間見えて興味深いところです。
お題のアルバム(BOB JAMES / OBSESSION)については今回S弐号によるチョイスだったのですが、
KORG蛭田さんもこのアルバムをよくご存知でいらっしゃいました。
リアルタイムでお聴きになっていたそうなのです。蛭田さん、同世代なんだな(笑)

で、そんな蛭田さんも、実はPCMハイレゾとDSDのどちらがお好みか決めかねておられました。
というのも愛聴盤はCDだったそうで、聴き慣れたCDサウンドの音調がベースにあるものですから、
記憶と異なるサウンド基調に対しての評価軸がすぐには定まらなかったらしいのです。
踏まえ、「DSDか?PCMか?」とか「ハイレゾか?否か?」の選択根拠となる判断軸とは、
見かけの数字やサウンドの善し悪しだけで単純に決められるものでもなく、
リスナーの記憶とか経験、想い出、そういう心理的要因をも大きく影響を及ぼすのだ、という事実に気が付くのです。
そんな感覚に至るのも、懐かしいアナログレコードを使ったアーカイビングならではのことかな?と。
これって、ちょっといいお話でしょ?(笑)

s-OBSESSION.02jpg.jpg
<お題のレコードは、1986年リリース・BOB JAMESのOBSESSION(US盤)>
※選んだ楽曲は こちら(前記事)でご覧ください


▽デジタルフォノイコ目的でも使えます

録音しなくても入力サウンドのモニターは出来ますので、PCを使ったデジタルフォノイコとしても利用できます。
実は私物のカートリッジを複数持ち込んでおりましたので、イベント終了後に三種類ほど付け替えて試聴してみたのです。
カートリッジの違いをキチンと描き出しておりましたよ。カートリッジを替える楽しみだってちゃんと満喫できますね。
※再生サウンドは、当然AudioGate4に設定されたPCMやDSDのサウンドになります

DS-DAC-10RとAudioGate4のイコライザ―機能のサウンドと外部のフォノイコのサウンドの差を確認したり、
PCMやDSDのサンプルレートを変えたりする事で音調の違いをチェックしたりと、
レコーディング前にお好みの音調を探すため、色々とお試し頂くことも出来ますね。
もちろん逆RIAA状態のサウンドも聴けますし、イコライザカーブが分からないレコードの場合、
あれやこれやカーブ設定を変えつつ 再生音から正しいと思しきイコライザカーブ探ってみる、なんて事だって可能ですよ。

UA-5045系.jpg
<audio-technica AT14Ea / Victer UA-5045系のアーム>

-----------------------------------------
※アナログプレーヤーの扱いに馴染みの薄い方へご案内
トーンアームケーブルとUSBケーブルのワイヤリングは、特に慎重に。
ケーブルタッチしてますと不用意にノイズを拾いますよ。
適切なワイヤリングを行うために、DS-DAC-10Rの設置位置も含めてしっかり検討しましょう。
ワイヤリングや設置位置に対する配慮、アナログプレーヤーを使いこなす上で重要なポイントです。
アナログプレーヤーの対向がアナログなフォノイコライザーや昇圧トランス、ヘッドアンプでも一緒です。
------------------------------------------


▽そのほか気が付いたこと

今回はアナログレコードのアーカイブ、つまりADコンバータをテーマに話を進めたわけですが、
USBDACとしても実績豊富なKORGさんの製品クオリティ。どうぞご安心を。
オーディオ的にいろいろと配慮された筐体は造りがいいし、外装デザインについてはより垢抜けたかもなあ。

ソフトウェアの操作性がよく、ハードウェアの大きさも扱いやすいように考えてあって大変お手軽。
ADCもDACもアプリも付いているので、これ一台あればハイレゾ・DSDでやることはワンストップで完結します。
自社製品で完結するということは、サポートに関するユーザーサイドの恩恵も極めて高いのです。
で、ハードウェア+ソフトウェアで実売5万円台を想定したリーズナブルな価格。この商品コンセプトはお見事。
今愛用なさっているUSBDACがある場合には、DS-DAC-10RのADC機能だけを限定的に使ってみるって利用法も
オーディオマニア的には許容出来ちゃうプライスなんですよねえ。

今回はアナログレコードを軸にイベントを展開したので、その観点でもう少し補足を。

アナログオーディオが持つ魅力とは、精度とか正確性の様な世界観に第一義を置くわけではないと思うのです。
これは熱心なアナログレコードファンの方なら絶対ご理解頂けるはず。
反面、理屈を追及してみたいとする「理想」を求めつづけたファンも昔からいらっしゃるのは事実ですよね。
デジタル領域でイコライジングする今回のKORG DS-DAC-10RとAudioGate4、視点をちょっとずらしてみますと、
新しいスタイルのアナログレコードプレイバック機器として捉える事も出来ると思います。
従来のアナログ用ハードで簡単には実現出来なかったものを、手に届くところまで身近にしてくれた機器、と言いましょうか。
アナログレコード再生の考え方を、アナログ領域でのイコライジングや増幅という過程に囚われなければ・・・ですけどね。

最近アナログレコード再入門でご利用が増えているリーズナブルなフォノイコ付プレーヤー向けの
「アップグレードフォノイコ兼ハイレゾ・DSDアーカイバー」としてもイケると思いますよ。

ハイレゾになってない音源を手軽に自炊されたい方だけに限らず、ライトユーザーの方をはじめとして、
アナログレコードに馴染みの薄い、いや全く馴染みのないデジタルエイジな皆さんへのアナログ入門機としても
おススメしてみたいと思います。

ハイレゾに軸足を置きつつ、個人でアナログオーディオもいっぱい楽しんでいるオリオスペックでございますが、
S壱号・S弐号共にかなり興味を惹かれた製品でした。

<DS-DAC-10R+AudioGate4のご購入はこちらでどうぞ>


▽最後に

この度は多くの皆さまにご来場頂き、誠にありがとうございました。
特にベテランオーディオファンの皆さまの熱い視線が印象的です。
また、お忙しい中講師をお願いしましたKORG蛭田様にも御礼申し上げます。
皆さま、ありがとうございました。

s-korg_06.jpg

以上となります。
 
【御礼とご報告】【ハイレゾ・DSDと戯れる】 新製品!KORG DS-DAC-10Rを早速使って、アナログアーカイブの実演イベント・その1
この日は、再びアナログレコードのアーカイブについて解説するイベントです。

アナログレコード絡みのイベントは、やっぱり注目を集めるのですねえ。
スタート20分前の時点でこの通り。既にお客様とS壱号がなにやら談笑中。
この時点で、既に活発なコミュニケーションがはじまっております(笑)
皆さん、とても熱心でいらっしゃる。

s-korg_01.jpg
<早!スタートまでまだ20分もありますが(笑) S壱号が前座を担当>


で、スタートでございます。ありがたいことに満席です。
告知期間が大変短かったにもかかわらず、多くの皆様にご参加頂きました。
当日朝、駆け込みのお申込みも頂戴した次第です。感謝感激です!

s-korg_02.jpg
<この日も熱心なファンの方がいっぱい。メモを取られたり、皆さん真剣なのです>


今回は主役はこちら。
2015年11月末にリリースとされた、KORGさんの新製品 DS-DAC-10R と AudioGate4
2015年末話題のモデルでございますが、正式リリース前にフライングでイベントさせてもらっちゃおうという企画。

DS-DAC-10R._adjpg.jpg

これ、DS-DAC-10RとAudioGate4を組み合わせて使うというところがポイント。
これまでのKORGさんのDACと同様にハイレゾ・DSDファイルの再生が可能なだけでなく、
加えて、アナログレコードやテープメディアをマスターにしたハイレゾ・DSDアーカイブも可能になっております。
はい、A/Dコンバーター+D/Aコンバーターが両方くっついたモデルというわけです。

で、DS-DAC-10Rにはアナログプレーヤーも直結できるようになっております。
これを実現するための仕様が大変ユニークなのですが、
DS-DAC-10RではMMレベルの増幅処理を、AudioGate4ではイコライザ処理を分担して受け持ちます。
一般的なMM用フォノイコライザーの機能がDS-DAC-10RとAudioGate4に分割されているイメージですね。
なお、アナログレコードのサウンドは録音していなくてもモニター可能ですので、
アプリケーションソフトを利用したデジタルフォノイコの側面も持っている次第。

LINEレベルでの入力も可能ですので、お気に入りのフォノイコライザーから入力して頂いたり、
カセットデッキなどのLINEレベル機器からの入力ももちろん可能になっています。

詳しくはのちほど触れてみようと思うのですが、
こんだけ色々なことが出来るのに価格はとってもリーズナブル。
実売想定は5万円台とのことですので、えー!?な気分です。

s-DS-DAC-10R.jpg
<A/DコンバートもD/Aコンバートも可能な、DS-DAC-10R。これとAudioGate4で完結>

s-Audiogate4_01.jpg
<真の主役はこれだと思う。KORG製ハードウェア群の中心核を成すAudioGate4>


会場には予告の通りアナログレコードプレーヤーをご用意。
80年代の国産ミドルレンジDDプレーヤー Victor QL-7に、カートリッジはAudio Technica AT14Ea。
この出力はDS-DAC-10Rに直結させております。

s-QL7.jpg
<80's Direct Drive Victor QL-7とaudio-technica AT-14Ea>


今回のイベントでの物理構成をご説明しますと、こんな感じです。

<録音系>
----------------------------------------
“PL・QL-7/AT14Ea”⇒<Phono>⇒“ADC・DS-DAC-10R”⇒<USB>⇒“PC+App・Ritmo/Win10/AudioGate4”
----------------------------------------
<再生系>
----------------------------------------
“PC+App・Ritmo/Win10/AudioGate4”⇒<USB>⇒“DAC・DS-DAC-10R”⇒<Line>⇒“AMP/Speaker”
----------------------------------------
※USBケーブルは一本のみ(入出力を1本で賄っています)
※Phono(MM)の増幅はDS-DAC-10Rが担当、RIAAイコライジングはAudioGate4が担当します。

s-system_all.jpg
<QL-7の横にDS-DAC-10Rを配置。大型モニターではAudioGate4のGUIと操作過程をご覧頂きます>

s-AMP_Ritmo.jpg
<AudioGate4を動かすPCはOliospec Ritmo、アンプは 80’s〜90’s ONIX OA21S>

s-HARBETH.jpg
<スピーカーはHARBETH Monitor20.1。OA21Sとでブリティッシュハイファイを構成>


お題のアナログレコードは、1986年リリース・BOB JAMESのOBSESSION(US盤)。
BOB JAMESがシンセサイザー志向を強めた時期のアルバムで、打ち込みも多用された作品。
ベースにはMarcus Miller、ギターにはSteve Khan、サックスにはKirk WhalumやMichael Brecker、
トランペットにはRandy Breckerなんて、FUSION界でお馴染みの人がドカッと参加しております。
このアルバムの中から、パルシブなシンセによるハーモニーと打ち込みの切れるリズムが快感を誘う 
インストゥルメンタルのタイトル曲“OBSESSION”と
Lisa Fisherによるちょっぴりアーバンなボーカル曲“Gone Hollywood”をチョイス致しました。

s-OBSESSION.02jpg.jpg
<お客様の中にも聴いてらした方がいたみたい。KORG蛭田さんも愛聴してたらしく>


で、解説はこの方。終始笑顔のKORGの蛭田さん。
だれも触れた事のないAudioGate4ですから、理解しやすいようとても丁寧にご案内頂きました。
また、イベント終了後に繰り広げられるオリオスペック恒例・延長戦にもお付き合い頂いた次第。
ありがとうございました。

s-korg_07.jpg
<蛭田さんの笑顔をバッチリ捉えたショット(笑)>


進行はS壱号とS弐号が前半・後半に分かれて担当させて頂きました。

s-korg_05.jpg
<漫談していないS弐号、アナログを語ってみたの図w>


次の記事(その2・詳細レポート)に続きます。

 
【ハイレゾ・DSDと戯れる】 新製品!KORG DS-DAC-10Rを早速使って、アナログアーカイブの実演イベントを開催します
みなさん、こんにちは。

約半年前、アナログオーディオフェア2015開催に便乗して“勝手に応援” って事で開催した
アナログレコード自炊イベント便乗イベント。お陰様で大盛況でした。
ハイレゾ・DSDに爆走するオリオスペックではございますが、
アナログ音源もその対立軸では無いものとして捉えよう、いつもそう考えておるのであります。

来たる2015/11/21(土)のイベントは、今月末に発売を予定しているピッカピカの新製品、
『KORG DS-DAC-10R』 を使ってアナログ音源のデータアーカイブを実演しようという試み。
はい。オリオスペック名物「ハイレゾ・DSDと楽しく戯れてみよう」のコーナーです。
アナログレコードとかカセットテープを元音源として、それをデジタルファイル化。
で、作成したデジタルファイルをその場で聴いてみようね、という大雑把な流れでございます。

KORGさんから今月末発売予定の1BIT USB-DAC/ADC「DS-DAC-10R」に、
こちらも近日公開予定の「AudioGate 4」を組み合わせると、
DSDなら5.6MHz、PCMなら192kHz/24bitまでのフォーマットで録音・再生が可能なんですって。
録音については、これまでオリオスペックで行ってきた“レコーダーによるハードウェアベース”ではなく、
“PCのアプリケーションソフトウェアベース”でデータアーカイブを行うスタイルですね。



その昔、レコードレンタルYOU&I (古!)で借りたレコードを一所懸命カセットテープに録音してたわけです。
そんな懐かしいカセットテープやアナログレコードをアーカイブしてオリジナルハイレゾ音源を作っちゃおう!
っていうのが今回のイベントの主たるテーマ。


利用予定のアナログプレーヤー、今回も80年代国産ミドルレンジDDプレーヤーの隠れた名機 “VICTOR QL-7”
カセットデッキは同じくVictorのTD-R621。デッキは、S壱号30年間愛用の私物(なんと完動品!)です。
これらを送り出しに、その場でアーカイブ作業の一連の流れを実演してみる予定です。

で、今回は講師に株式会社コルグの蛭田様をお迎え致します!
だって、ソフトウェアベースであれこれ操作していくんですもの。
「そこんとこ、詳しい方にちゃんと教えて頂きたい」っていうのは、人の心ってやつでございます。
“アーカイブのための基本手順”、“RIAAとその他5種類のカーブについての解説”、
“Audio Gate4の使いこなし”、“アナログアーカイブする事の意義” なんてあたり、存分に語って頂きましょう。
「ずっといい音で聴きたいから、DSDで録る」がキャッチフレーズのKORGさん、大いに期待しておりますぞ。

いつものようにS壱号とS弐号がちゃちゃを入れつつ、明るく楽しいイベントにしたいと思っております。
S壱号・S弐号による漫談タイムがご希望の皆さまも、もちろんウェルカム!

今回のお題ですが “フュージョン” あたりでも流してみようか?なんて模索中。詳細は検討中です。
あ。でも、お馴染み「80年代女性アイドル歌謡」 も捨てがたく。
カセットテープアーカイブはS壱号の私物「森川美穂」でもやってみようかな?

※お題の楽曲についてはこれからアタマを捻りたいと思いますので、紆余曲折あるかもしれません。

デジタルファイル化に関心のあるアナログファンの皆さまをはじめ、
アナログに馴染みのないデジタルエイジな皆さまも、どうぞ奮ってご参加ください。
皆様のご参加を心よりお待ち致しております。
======================================
日程:平成27年11月21日(土)
場所:オリオスペック イベントスペース(秋葉原)
東京都千代田区外神田2-3-6 成田ビル2F
http://www.oliospec.com/xcpage/i,tempo/
時間:16:00〜17:30 ※いつもより開始時間が遅いです
定員:15名様程度
申し込み方法:メール( pcaudio@oliospec.com )または
 お電話 03-3526-5777 にてお申し込み下さい。
※先着順にて受付とさせて頂きます。(定員になり次第受付終了とさせて頂きます)

皆様のご参加を心よりお待ち致しております。
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【ご報告】 【PCオーディオ設定講座】 Mytek Digital Manhattan DACを鳴らすためのPC設定、全て教えちゃいます!
題して、「Mytek Digital Manhattan DACを鳴らすためのPC設定、全て教えちゃいます!」
なんともまあ、風呂敷を広げたタイトルなイベントですよね。

実はそれ、本気も本気。
2015/10/31のオリオスペックのイベントスペースは、もうパソコンスクールの様相(笑)

正面には講師用のMytek Digital Manhattan DACとRitmo、大型モニターを配置。
で、受講生の皆様用には、Manhattan DACと同じ設定を施すStereo192-DSD DACにヘッドフォン、
PCとしてRitmo/Ritmo Filsのいずれかと、モニター・キーボード・マウスをそれぞれワンセットずつご用意。
※PCの内一台は、お客様が普段ご利用の私物をお持ち込みされています。

もちろんすべてのPCはインターネットへもアクセス可能にしておりますので、
設定のスタートからフィニッシュを至るまでを存分にご体験できるわけですね。
偽りなく、ダウンロードを含めた “すべての工程を実体験して頂ける” イベントだったのでございます。


▽この講座で行った内容一覧

< 業界標準のソフトウェアを利用して、ハイレゾ・DSDの再生とCDリッピングを出来るようにしよう >
〜 foobar2000 + 機能拡張用プラグインモジュール / dBpoweramp インストール設定編 〜
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1.PCにインストールすべきソフトウェアを確認して、そのファイルのダウンロードをやってみよう
2.ダウンロードしたファイルを順を追ってインストールしてみよう
3.Manhattan DACをPCに接続してみよう
4.Manhattanで音を出すための設定を、インストールしたソフトに投入してみよう
5.投入した設定で、実際に音が鳴るかどうか聴いてみよう
6.リッピング用ソフトでCDをリッピングしてみよう。
7.リッピングデータをPCM44.1kHzで再生したり、アップサンプリングやDSD変換でサウンド基調を変化させてみよう。
8.Manhattanの本体設定を調整して、サウンド基調を変化させてみよう
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<シェアウェアの試用版をダウンロードしてインストールしてみよう>
〜 JRiver Media CenterとHQPLAYER3のインストールと設定編 〜
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・JRiver Media Centerの試用版をダウンロードしてインストールしてみよう
・JRiver Media CenterにManhattan DACを鳴らす設定を投入してみよう
・投入した設定で、JRiver Media Centerが実際に音が鳴るかどうか聴いてみよう
・HQPLAYER3の試用版をダウンロードしてインストールしてみよう
・HQPLAYER3にManhattan DACを鳴らす設定を投入してみよう
・投入した設定で、HQPLAYER3が実際に音が鳴るかどうか聴いてみよう
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< フリーウェアのfoobar2000とシェアウェアの再生ソフトの比較試聴をしてみよう >
〜 foobar2000 vs HQPLAYER3 vs JRiver Media Center 〜
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・フリーウェアのfoobar2000を基準に、再生ソフトを変えるとサウンド基調に差が出るかどうかを確かめてみよう
    ⇒ DAC:Mytek Digital Manhattan DAC/PREAMP + PC:OLIOSPEC オーディオ用PC Ritmo
    ⇒ 基準ソフト:foobar2000 + 機能拡張モジュール
    ⇒ 比較ソフト2:HQPLAYER3
    ⇒ 比較ソフト3:JRiver Media Center
    ※foobar2000 + JPLAYは事情により割愛
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以下、写真で振り返る「Mytek Digital Manhattan DACを鳴らすためのPC設定、全て教えちゃいます!」イベントです。


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<さあ、PCオーディオスクール・オリオスペックの開校です>

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<受講生の皆さんにはこれをワンセットずづご用意。もちろんInternetアクセスもOK>

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<本日の主役、Mytek Digital Manhattan DACとOliospec オーディオ用PC Ritmo>

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<講師の操作は、大型モニターを通じて皆さんと共有します>


この日、実際にご参加頂きましたのはお二方。おひとりは近日Manhattan DACのオーナーになられる方でございます。
当日の欠席が2名様となり人数が減りましたので、「折角ですからマンツーマン体制で講義を開始しちゃいましょうか」
ハイ。S壱号名物、突然のヒラメキ(笑)です。そんなわけで、なんとも濃い講座がスタートする事となりました。
S壱号講師のフォロー役はS弐号が仰せつかりました。

インターネット回線が用意してあるわけですので、ファイルのダウンロードから体験して頂いてます。
googleで検索し、必要なファイルがダウンロードできるwebページを探し出し、
それをダウンロードしてPCに格納し、格納先からファイルをインストールするという一連の工程。
イロハのイから “すべて” でございました。


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<講師S壱号、Manhattan DACを鳴らすまでの設定を熱く語る>
Manhattan DAC用ドライバダウンロードにインストール、認識作業にはじまり、
foobar2000の本体・追加モジュールのダウンロードとインストール、そしてManhattan DAC用の設定パラメータの投入。
foobar2000はハイレゾ・DSDを鳴らす最もスタンダードな再生ソフトなんですけど、
これらすべての工程を正しく踏まなければ、イイ音どころかそもそも想定どおりに音が鳴りません。
この初期設定を理解出来れば、他のUSBDACや他の再生ソフトに変わってもちゃんと設定できるようになるはずです。


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「ここのところ、ポイントです」「どこ? あ、そこ。ハイハイ」
例え手順書があっても、目の前で説明を受けていても、設定する場所がどうにも見つからないなんて事はあるものですよね。
講師はその場にいますから、もちろんしっかりとフォローさせて頂きますよ。
設定は他人任せではなく自力でやってみるわけですから、しっかり頭に残り、そして理解できるようになるはず。
オーディオマニアであればアンプやスピーカーの結線が当たり前に出来るように、
PCオーディオ用の設定だって自力で出来るようになって頂きたく。


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「ここまで、大丈夫でしょうか? ご質問ございませんか?」
設定の中には、USBDAC側の指定どおりにもれなく投入しておかねばならない項目があります。
ちゃんと手順を踏まないと音は出ませんから、工程毎の確認は大切なのです。
投入し忘れや不明点があったとしても、置いてけぼりにはしませんからご安心を。
「過不足なく正しい手順を踏む」 それはとても大切なことなのです。



foobar2000に投入した設定パラメータは正しかったのか?
手元のStereo192-DSD DACからのヘッドフォンモニターで動作を確かめてみましょう。
正しければ、ちゃんと耳元から音源のサウンドが流れてくるはずです。
最後まで自力で完結させてゆく体験が出来、しかも完結した否かをその場で確かめることが出来る。
今回の設定体験講座の一番の売りでございます。皆さん、バッチリ設定できましたよ。


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dBpoweramp CD Ripperのオプション設定も大事なので、ここもしっかりと。
ファイル品質や使い勝手に関わる部分もちゃんとフォローさせて頂いております。
こういう細かいところには、個々人のノウハウやコツが結構隠されているところです。

急遽今回は、JRiver Media CenterやHQPLAYER3の試用版ソフトウェアのダウンロードやインストール、
設定についても体験をして頂くことになりました。ご参加の人数が減りましたので大サービスです(笑)


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では、Manhattan DACからのサウンドで再生ソフトによるサウンドの違いを確かめてみましょう。
foobar2000、JRiver Media Center、HQPLAYER3の差違を皆さんで体験します。
DAC本体の差だけじゃなくって、再生ソフトであるレンダラーの違いは
PCオーディオを使いこなすための重要なポイントです。ここは是非ともご体験頂きたかった内容なのでした。


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凛々しい講師S壱号の背中。今日はなんだかいつもの漫談スタイルじゃないですねえ。
今回の講座はかなりボリュームのある内容でして、講師側も真剣に挑まないとグダグダになってしまいます。
受講生の皆さんも終始集中なさっておられたので、お疲れになったのではないでしょうか。
皆様、本当にお疲れ様でした。

以上、ご報告でした。
 
【新サービスのご案内】 自宅出張によるPCオーディオのご試聴&レクチャーサービスを始めます
『自宅のシステムで聴かなきゃ、やっぱり判断出来ないんだよね』

オーディオファイルの皆様のそんな声にお答えし、機材と共にスタッフがお客様のオーディオルームまで出張させて頂く、
PCオーディオ導入支援のための自宅試聴サービスを開始致します。
オリオスペックのPCオーディオスタッフが同行します事から、製品仕様に限らず、初期設定から使用方法に至るまでの
説明対応が可能です。
すなわち、ご自宅のリスニングルームにも拘わらず、オリオスペックの店舗と同じスタイルでご試聴と製品のご検討を
頂くことが出来ます。

この試み、製品のお貸出による通常のご自宅試聴よりも、もっとキメ細かいサービス仕様にする想定です。
サウンドを出すまでの初期設定は、私どもがお客様のリスニングルームにて直接支援致しますので、どうぞご安心を。
お目当てのUSBDACを自宅試聴用に借りてはみたものの、PC側の設定が出来なかったり、トラブルが解決出来なかったり
という不幸なアクシデントで、折角の貸出試聴期間中全くサウンドが聴けなかった・・・
なんて、折角の貴重な時間を無駄にするような事はありません。
また、PCオーディオの導入が初めてで使いこなせるかとても不安、と仰るお客様にもご安心頂けるよう配慮させて頂きます。

このサービス、まずは実験的に開始しつつ、お客様のニーズを把握していきたいと考えております。
踏まえ、まずは以下の条件でサービスをスタート致します。

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▽出張範囲:東京都下
※上記以外にお住まいの方は別途ご相談ください
▽サービス条件:以下に挙げるPCオーディオ製品について、ご購入前提で検討されている皆様
※代表者一名様のリスニングルームをご利用であれば、出張試聴時は複数の方のご参加でも結構です
▽自宅試聴対象機器:
・D/Aコンバータ&プリアンプ: Mytek Digital Manhattan DAC/PREAMP
・D/Aコンバータ: CHORD DAVE ※事前に御相談ください
・D/Aコンバータ: CHORD HUGO TT ※事前に御相談ください
・D/Aコンバータ: CHORD 2Qute ※事前に御相談ください
・D/Aコンバータ: exaSound e22 mk2 ※事前に御相談ください
・D/Aコンバータ: Mytek Digital Stereo192-DSD DAC
・オーディオ向fanlessカスタマイズPC: Oliospec Ritmo2
・オーディオ向fanlessカスタマイズPC: Oliospec Ritmo Fils
・オーディオ向fanlessカスタマイズPC: Oliospec Ritmo DSD PLAY PRO
・オーディオ向NAS: Buffaro DELA N1Z ※事前に御相談ください
・オーディオ向NAS: Buffaro DELA N1A
※その他ご希望のD/Aコンバータや機材等ございましたらご相談下さい。

▽ご試聴時間:3時間+α程度を目安
 ※ご希望を頂ければ、操作説明等のPCオーディオに関するレクチャーも行わせて頂きます
▽費用:出張試聴サービス費用5,000円 + 交通費実費
 ※出張試聴サービス費用5,000円は、ご成約の際にお支払代金の一部として充当させて頂きます
   ※本サービスのご利用料金はお試し価格です。今後サービス内容の見直し等で変更する場合がございます

本サービスに関するお問い合わせにつきましては、以下までどうぞ。
・メール (pcaudio@oliospec.com)
・お電話 03-3526-5777 (PCオーディオ担当 酒井)
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〜 PCオーディオやネットワークオーディオの導入に迷われている、オーディオファイルの皆様へ 〜

機器選び、セッティング、ケーブル、etc。
どんなに慎重にシステム構成を詰めていったとしても、
どうしてもしっくり来ない曲や今一歩納得がいかないアルバムが、大抵一つくらいあるもの。

そんな曲のチューンのため機材に手を入れるとすれば、それは見方を変えると上手く鳴っている曲の変化をも齎すということ。
他の曲は満足してるにも拘わらず、その曲のためだけに再びシステム構成を弄る必要が本当にあるのだろうか?

こんな話、ベテランのマニアさんであればあるほど頷かれるのではなかろうかな?と思うのです。

そこで、ご提案したいのがPCオーディオの活用。
悩める問題への解決手法のひとつとして、現環境内でPCオーディオを積極利用してみませんか?という事。

では、PCオーディオのどのような点が悩める問題への解決へと導ける可能性があるのでしょうか?

オーディオマニアが囚われがちな点を挙げるならば、ハードウェアだけが音を左右しているとついつい考えてしまうところ。
しかしながら、PCオーディオの場合はUSB I/F以降のDAコンバータのハードウェア処理に限らず、
PC側で利用している再生ソフトの処理においても大きくサウンドが変化するのです。
つまり、再生アプリケーションソフトそれぞれのサウンド基調が存在しているという事。
ましてや、再生ソフト側の可変可能な設定パラメータについて見てみると、
サウンドチューンに大きく関わる項目を多彩に実装している、カスタム要素の強い製品すら存在しています。

そんな事が自在に出来うるのも、PCが持つCPUやメモリなど処理能力の高いハードウェアリソース、
それらの能力に裏付けされたソフトウェアベースの処理動作であるがゆえ。
しかもPCですから、再生アプリケーションソフトは何種類だってインストールしておいてよく、
利用する度に起動するプレーヤーを好きに変えてみればいいだけ、という特徴もあります。
『ユーザーに委ねる自由』、これまでのオーディオ機器では出来なかったとても大きなアドバンテージ。


ハイレゾ・DSDというと、兎角「より正確」「元のデータは何々で、それを変えるとどうの・・・」など、
なんだか堅苦しい話が多くなります。PCオーディオの時代になってからというもの、
元のデジタルデータのクオリティを維持したまま、多様に可変させる事が容易になったのは紛れもない事実。
これを素直に「恩恵」と捉えて、あえて積極的に利用してみてはどうかな?と思うわけです。
はい、スピーカーやアンプを選択することで好みの音調に合わせていくように。
そのような感覚で「PCオーディオの恩恵」を柔軟に捉えつつ、サウンドチューンを活用してみるならば、
ここまで手塩に掛けて育ててきたシステムの基本構成を弄る必要など無くなるように思うのです。

CDプレーヤーやSACDプレーヤーの様なシルバーディスクと対立軸ではなく、それらと共存するPCオーディオ。
CDで、またSACDで上手く鳴っている音源を、わざわざハイレゾやDSDにしてPCオーディオで聴く必要があるのか?
でも、やっぱりそれらで上手く鳴らない音源はPCオーディオの多才なチューンによってハマるポイントを、
ユーザー自身で探し出してみる。そうですね、言うならば“アナログレコード時代のカートリッジ交換”のように。

PCオーディオは、ハイファイ的に見るともうかなりのレベルに到達してきたように感じます。
考えてみれば、今のレコーディングはPCベースのノンリニア。
オープンテープデジタルマスターから主役が移って既に久しいです。
レコーディングやマスタリングがPCベースでクオリティを維持しているのに、
何故アウトプット側で導入するのに躊躇する必要があるのか?
録音側の視点まで拡げてみますと、そんなことすら感じ取ることが出来ます。

私どもオリオスペックは、PCオーディオ周辺の使いこなしに関して全力でご支援する事が可能です。
オーディオには一家言を持っておられるベテランオーディオマニアの皆さまの更なる喜びのために。

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