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PCオーディオ・ネットオーディオ情報&レビュー
担当SによるPCオーディオに関するあれこれ(非公式)
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【naimaudio mu-so インプレッション3】 〜 そこから奏でられるサウンドは、naimaudio独特の世界観
【ハードウェア的特徴とnaimaudio独特の世界観で奏でられるサウンド】

mu-soのハードウェア的な構成をもうちょっと深く掘っていきましょう。

muso_inner01.jpg
<mu-soの内部構成。プレスリリース時? ユニットが量産モデルと異なる ※海外webより拝借>


まずは、naimの代名詞であるアンプ部について。
昔っからのnaimファンの皆さんは、まずここを知りたいですよね?(笑)

mu-so、実はD級アンプなんです。またパワーサプライもスイッチングです。
昔のnaimをご存知の方は驚かれたかもしれませんね?
D級アンプの採用ですが、naimではこのmu-soが2番目の製品になります。
ちなみに一番最初は、ベントレーに供給されている純正カーオーディオ用パワーアンプです。

naim_car01.jpg
<naimaudio car audio poweramp for BENTLEY>

naim_car02.jpg
<naimaudio car audio poweramp for BENTLEY>


採用されたモジュールは、STマイクロエレクトロニクスのTA516B/STA311B。
このモジュールにて、左右スピーカーの計6ユニットを個別にドライブしています。
そう、ユニット毎に独立したパワーアンプがぶら下がる、マルチアンピングって意味です。
naimの黎明期、naim/Linnのコンプリートシステムを彷彿させる6パックマルチアンピング。
プチなスタイルではありますが、なんとこんなところでその志向は活かされていました。

mu-so_inner02.jpg
<音響チューン用(特に低域)のダクトと思われる ※英国What HiFi誌より>

もちろんサウンドチューンは、naimによるもの。これはさすがに手抜かりはありません。
左右スピーカーの間に出来た音場を視覚的に表現するような基調ではなく、
音楽に内在する大きな波や小さな波を自在に組み合わせて、
ついタップを打ちたくなるようなリズムを奏でるサウンド。
これは、Pace, Rhythm and Timingという要素を重視した、フラットアースと称されるサウンドです。
その昔のこと、当時のnaimのエントリーライン・フルシステム、
NACD3(CDプレーヤー)/ NAIT3(プリメインアンプ)/ CREDO(スピーカー)で
Chaka KhanやCheryl Lynnを聴きながら足でリズムをとっていた時の記憶、ふと浮かんできちゃいました。

耳につきやすい帯域の誇張がないため、一聴大変地味なサウンドに聴こえると思います。
しかし、20分くらい気持ちを落ち着けて、ゆったりじっくりと音楽を鑑賞してみてください。
じわーっと、しっかりと、あなたの耳まで音楽のエッセンスが届いているはず。
このようなサウンドは、ヨーロッパのハイファイマーケットでは好意を持って受け留められるサウンドのひとつ。
聴き疲れの起こらないその音は、音楽だけを集中して聴く時だけに留まらず、
炊事や洗濯などの家事をしながらでも、ご家族で会話をしながらでも、お仕事をしながらでも、
本来やりたい事を邪魔されることもなく音楽と寄り添う事ができるのですね。


デジタル回路部の中心となるDSP回路は、シーラスロジック製のチップです。
CS47024DSPと呼ばれる32bitのチップには、D/Aコンバーターも実装されているそう。
しかしながら、これをコントロールするプログラムはnaimが自社で興したソフトウェアとなっています。
後述するmu-soならではのサウンドは、ここのチューンによるところが大きいでしょう。
近年のエントリーセグメントのオーディオビジュアル機器は、
チップメーカーによるリファレンスデザインやソリューションをそのまま実装しちゃうケースが多いのです。
がしかし、この点においてもnaimはしっかり自社のカラーを押し出してきました。
CDプレーヤ全盛期においても、Philips製デバイスのコントロール用ソフトウェアを自社開発してきたnaimですから、
その手の開発には長い実績があります。ここも、さすが!っと唸らされた次第。


ネットワークプレーヤー機能については、
既に、ハイファイエンスジーアスト向セグメントの製品“Uniti”シリーズの実績を持っています。
しかも、mu-soはネットワークベースでのマルチルーム対応も実現しておるのですが、
これについても、naimでは相当以前よりR&Dのセクションを設けており、
おそらくそこでの経験と実績が、mu-soのネットワーク機能の土台になっているものと想像します。


こうしてmu-soを見ていくと、「naimはあの頃と変わってないんだなあ」と感じます。
時代が移り変わり、商品コンセプトや使われるデバイスが今っぽいスタイルになったしても、
「拘るポイントと伝えたい想いは、やっぱりnaimaudioのまま」なのでした。

HNR_naim_linn.jpg
<1987年 HiFiNews & RR誌 naim/Linn 6パック コンプリートシステム ※海外webより拝借>

つづく
 
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