【naimaudio mu-so インプレッション1】 〜 “mu-so” 来たる! お久しぶり、naimaudioです・・・って、何モノ?
【おかえりなさい! naimaudio。オールインワン・アクティブスピーカー“mu-so”来たる!】
それは、突然のインフォメーションでした。
二ヶ月ほど前、イギリスのオーディオショップよりダイレクトメールが届いたのです。
naimauidoが新コンセプトのハイファイプロダクトをリリースした、との事。
「naimの新しいコンセプト?なんなんだ、それ?」と、下調べを始めたのであります。
それから、しばしの時間を経て。
おかえりなさい、naimaudio。
昔っからのnaimaudioファンの皆さま、よかったですね。
mu-soという新たなプロダクトとして、また日本のオーディオマーケットに戻ってきました。
もちろんオリオスペックにもやってきましたよ!
<お久しぶり、naimaudioです。 mu-soって言います。って、知らないですよね? ※輸入元にて>
【naimaudioって?】
1960年代の末期〜1970年代のイギリス。
LINN、REGA、MERIDIAN、ARCAM、etc…
ブリティッシュハイファイの次世代を担うことになるメーカーが次々に誕生しました。
その中のひとつに数えられるメーカー naimaudioも、時を同じくして
イングランド南部の大聖堂とストーンヘンジで有名な地、ソールズベリーおいて生まれたのです。
ちなみに、“naim”と書いて、名前のnameと同じ発音で「ネイム」と呼びます。
イギリスのアンプビルダーとして名を馳せたnaimaudioのプロダクトは、
看板であるパワーアンプ、そして自社製モニタースピーカーと共に、イギリス初の民間放送局である
Capital Radioのモニターシステムとして採用される事となり、会社とのしての基礎を固めます。
1970〜80年代においては、スコットランドのLINN PRODUCTSとの間に盟友的関係を結ぶこととなりまして、
LINN LP12とISOBARIKをnaimのエレクトロニクスでドライブする2ブランドシステムが、
naim/LINNのコンプリートシステムとしてヨーロッパのハイエンドハイファイマーケットを席巻するのです。
<1987年 イギリス HiFi News & RR誌の naim/LINNによるコンプリートシステム記事>
<naim/LINN蜜月時代のモデル LINN LINNK (フォノイコ) 1981年製 OEM表記にご注目!>
ブリティッシュハイファイの最もエキサイティングな時代を駆けぬけた、naimaudio。
プロフェッショナル、コンシューマ両方のセグメントにマーケットを持つ、
欧米のハイファイマーケットでは大変著名なブリティッシュハイエンドブランドなのです。
日本のマーケットでも、代理店の変更や何度かの中断期間はあったものの、
30年も前から輸入されていた、いわばイギリスハイファイオーディオの古参ブランド。
とはいいましても、実のところ、ここ日本ではあまり知られていないブランドなんですけどね。
【mu-soの製品コンセプト】
<サランネットを外したところ ※輸入元にて>
このmu-soという製品ってどんなものなの?と問われますと、言葉を発するまでにちょっと考えてしまいます。
そうですね、以下のように説明できるでしょうか。
「左右チャンネルをワンボックスにしたアクティブスピーカーで、
その中に、Wi-Fiや有線LAN、USB端子、TOSLINK、Bluetooth、Airplay、アナログ入力、インターネットラジオに
対応した多様なプレーヤー機能を実装している、なんでもありのコンプリート型ミュージックシステムです」
一見、BANG & OLUFSENのプロダクトやBOSE Wave Music Systemに似ていますが、
mu-soの搭載している機能から見ると、これらとは同一セグメントとして分類出来る製品ではない、と言えます。
Wi-Fiや有線LANに対応しているということは、
メディアサーバ機能を有したNASやPCとの組み合わせによってネットワークプレーヤーにもなりますし、
本体サイドのUSB端子にUSBメモリやiPodを挿せば、
PCにインストールしたレンダラーの様に、中の音源ファイルをそのまま再生出来ます。
TOSLINKやアナログ入力では、普通のCDプレーヤーやブルーレイレコーダーやTVとも接続可能ですし、
BlutoothやAirplayでは、スマホやタブレットとワイヤレスで連携可能なのです。
ついでに、インターネットラジオの受信機能も搭載されておりまして、
加え、今後の日本への上陸が期待されるSpotifyにも対応済となっています。
------------------
※Bluetoothは、SBC/AAC/aptXに対応
※インターネットラジオのデータベースは、vTunerプレミアム
※アンオフィシャルな情報ですが、アナログ入力はA/Dコンバージョンするらしい(未確認)
------------------
<イギリス HiFi Choice誌より(誤植箇所の修正追記済)>
<側面端子部拡大:USBポートとアナログ入力用ステレオミニジャック>
<底面端子部拡大:2Pメガネ端子型電源コネクタ、TOSLINK、LANポート>
今一般ユーザーレベルで考えられる殆どすべてのメディアに対応しているからこそ、
「オールインワン」なミュージックシステム、と表現する事が出来ましょう。
創業以来、ハイファイエンスジーアスト向セグメントの製品をリリースしていたnaimaudioですが、
このmu-soは、それとは異なる「一般音楽リスナー向け」をターゲットにした製品だそう。
naimaudioとして新機軸となるこの方向性を理解しておくことは、
mu-soの仔細を判断していく上で大変に重要な意味を持つのです。
それでは、皆さま。
これから少々お時間を頂戴しまして、naimaudioのmu-soを少し深く眺めていこうと思います。
naimを初めて知る方は、「mu-soに込められたnaimの拘りと想い」を
往年のnaimファンの方は、「mu-soによって今のnaimがあの頃から変わったのかそうでないのか」
そんなあたりを感じ取って頂けますと幸いです。
つづく
それは、突然のインフォメーションでした。
二ヶ月ほど前、イギリスのオーディオショップよりダイレクトメールが届いたのです。
naimauidoが新コンセプトのハイファイプロダクトをリリースした、との事。
「naimの新しいコンセプト?なんなんだ、それ?」と、下調べを始めたのであります。
それから、しばしの時間を経て。
おかえりなさい、naimaudio。
昔っからのnaimaudioファンの皆さま、よかったですね。
mu-soという新たなプロダクトとして、また日本のオーディオマーケットに戻ってきました。
もちろんオリオスペックにもやってきましたよ!
<お久しぶり、naimaudioです。 mu-soって言います。って、知らないですよね? ※輸入元にて>
【naimaudioって?】
1960年代の末期〜1970年代のイギリス。
LINN、REGA、MERIDIAN、ARCAM、etc…
ブリティッシュハイファイの次世代を担うことになるメーカーが次々に誕生しました。
その中のひとつに数えられるメーカー naimaudioも、時を同じくして
イングランド南部の大聖堂とストーンヘンジで有名な地、ソールズベリーおいて生まれたのです。
ちなみに、“naim”と書いて、名前のnameと同じ発音で「ネイム」と呼びます。
イギリスのアンプビルダーとして名を馳せたnaimaudioのプロダクトは、
看板であるパワーアンプ、そして自社製モニタースピーカーと共に、イギリス初の民間放送局である
Capital Radioのモニターシステムとして採用される事となり、会社とのしての基礎を固めます。
1970〜80年代においては、スコットランドのLINN PRODUCTSとの間に盟友的関係を結ぶこととなりまして、
LINN LP12とISOBARIKをnaimのエレクトロニクスでドライブする2ブランドシステムが、
naim/LINNのコンプリートシステムとしてヨーロッパのハイエンドハイファイマーケットを席巻するのです。
<1987年 イギリス HiFi News & RR誌の naim/LINNによるコンプリートシステム記事>
<naim/LINN蜜月時代のモデル LINN LINNK (フォノイコ) 1981年製 OEM表記にご注目!>
ブリティッシュハイファイの最もエキサイティングな時代を駆けぬけた、naimaudio。
プロフェッショナル、コンシューマ両方のセグメントにマーケットを持つ、
欧米のハイファイマーケットでは大変著名なブリティッシュハイエンドブランドなのです。
日本のマーケットでも、代理店の変更や何度かの中断期間はあったものの、
30年も前から輸入されていた、いわばイギリスハイファイオーディオの古参ブランド。
とはいいましても、実のところ、ここ日本ではあまり知られていないブランドなんですけどね。
【mu-soの製品コンセプト】
<サランネットを外したところ ※輸入元にて>
このmu-soという製品ってどんなものなの?と問われますと、言葉を発するまでにちょっと考えてしまいます。
そうですね、以下のように説明できるでしょうか。
「左右チャンネルをワンボックスにしたアクティブスピーカーで、
その中に、Wi-Fiや有線LAN、USB端子、TOSLINK、Bluetooth、Airplay、アナログ入力、インターネットラジオに
対応した多様なプレーヤー機能を実装している、なんでもありのコンプリート型ミュージックシステムです」
一見、BANG & OLUFSENのプロダクトやBOSE Wave Music Systemに似ていますが、
mu-soの搭載している機能から見ると、これらとは同一セグメントとして分類出来る製品ではない、と言えます。
Wi-Fiや有線LANに対応しているということは、
メディアサーバ機能を有したNASやPCとの組み合わせによってネットワークプレーヤーにもなりますし、
本体サイドのUSB端子にUSBメモリやiPodを挿せば、
PCにインストールしたレンダラーの様に、中の音源ファイルをそのまま再生出来ます。
TOSLINKやアナログ入力では、普通のCDプレーヤーやブルーレイレコーダーやTVとも接続可能ですし、
BlutoothやAirplayでは、スマホやタブレットとワイヤレスで連携可能なのです。
ついでに、インターネットラジオの受信機能も搭載されておりまして、
加え、今後の日本への上陸が期待されるSpotifyにも対応済となっています。
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※Bluetoothは、SBC/AAC/aptXに対応
※インターネットラジオのデータベースは、vTunerプレミアム
※アンオフィシャルな情報ですが、アナログ入力はA/Dコンバージョンするらしい(未確認)
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<イギリス HiFi Choice誌より(誤植箇所の修正追記済)>
<側面端子部拡大:USBポートとアナログ入力用ステレオミニジャック>
<底面端子部拡大:2Pメガネ端子型電源コネクタ、TOSLINK、LANポート>
今一般ユーザーレベルで考えられる殆どすべてのメディアに対応しているからこそ、
「オールインワン」なミュージックシステム、と表現する事が出来ましょう。
創業以来、ハイファイエンスジーアスト向セグメントの製品をリリースしていたnaimaudioですが、
このmu-soは、それとは異なる「一般音楽リスナー向け」をターゲットにした製品だそう。
naimaudioとして新機軸となるこの方向性を理解しておくことは、
mu-soの仔細を判断していく上で大変に重要な意味を持つのです。
それでは、皆さま。
これから少々お時間を頂戴しまして、naimaudioのmu-soを少し深く眺めていこうと思います。
naimを初めて知る方は、「mu-soに込められたnaimの拘りと想い」を
往年のnaimファンの方は、「mu-soによって今のnaimがあの頃から変わったのかそうでないのか」
そんなあたりを感じ取って頂けますと幸いです。
つづく