canarino blog

PCオーディオ・ネットオーディオ情報&レビュー
担当SによるPCオーディオに関するあれこれ(非公式)
<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
RECENT COMMENT
  • 【御礼とご報告】「アナログレコードを自炊アーカイブしてオリジナルハイレゾ音源を作っちゃうおうぜ」イベント
    yoko (06/28)
  • 6/6(土)みんなで比較試聴!NAS用HDDでネットワークオーディオの音質は変わるのか!?
    担当S壱号 (06/09)
  • 6/6(土)みんなで比較試聴!NAS用HDDでネットワークオーディオの音質は変わるのか!?
    元マニア (06/08)
  • 6/6(土)みんなで比較試聴!NAS用HDDでネットワークオーディオの音質は変わるのか!?
    ボブ (06/06)
  • 6/6(土)みんなで比較試聴!NAS用HDDでネットワークオーディオの音質は変わるのか!?
    行けない人 (06/06)
  • 6/6(土)みんなで比較試聴!NAS用HDDでネットワークオーディオの音質は変わるのか!?
    とおりすがり (06/05)
MOBILE
qrcode
PROFILE
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
OLIOSPECリニューアル記念ファーストイベントレポート
「ヴァイオリン生演奏会&DSD生録音試聴会」 を終えて

PCショップでヴァイオリン生演奏?!しかもそれをDSD生録しての試聴会などという大胆な内容のイベントをいきなり第一回目に開催させて頂きましたが、予定していた定員数をオーバーする約42名のお客様をお迎えし、おかげさまで大変盛況なファーストイベントとなりました。

まずは今回のイベントの企画・運営をさせて頂きました不肖、私オリオスペック酒井のご挨拶から始まり、すぐに今回の主役でありますヴァイオリニスト 皆川真里奈さんにバトンタッチして第一部スタート。



第1部:打ち込み音源(PCM or MP3)の再生音をバックにヴァイオリン演奏

第一部は皆川さんが普段の演奏会でも使用されている、打ち込み音源(PCM or MP3)を弊社オーディオPC「Ritmo DSDPlay」にてDSDにリアルタイム変換した音を再生してのヴァイオリン生演奏。
皆様おそらく一度は聞いたことのあるクラシック曲からスタート、今大ヒットのあの曲や、私世代(S42年生まれです...)にはたまらないルパン三世のテーマなど、皆川さんのトークを交えながら5曲演奏して頂きました。
DSD変換された音はいつも聴いている音に比べて、「低音が出て生っぽい」との感想を頂きました。

皆川さん、ヴァイオリンはもちろんですが、MCとしての才能も抜群!大きなコンサートホールで弾くクラシックとバンドに合わせて弾くポップスでは奏法が異なることや、音を良く聴かせるための録音や音響設備のことなど普段なかなか聞けない裏話も交えて演奏者の立場からの貴重なお話しをして頂きました。私も含め皆様も大変勉強になったのではないかと思います。



第2部:DSDで生録したピアノ演奏の再生音をバックにヴァイオリン演奏

第2部は皆川さんがいつも一緒に演奏されているピアニスト 石田 雅さんにお願いして事前に演奏をDSD録音した音源を用意し、スピーカーから流れるピアノ演奏に合わせてのヴァイオリン生演奏。石田さんが演奏している映像も写し出してライブ会場の雰囲気を演出!なんて、実際はそんなにかっこいいもんじゃありませんでしたが(笑)
スピーカから流れるピアノの音色が何とも生っぽい・・・自然にヴァイオリンの音色と重なり、何とも心地よい音が響きました。皆川さんからは普段のライブの時と聞こえ方は違うけれど、いつも聴き慣れた音で安心して弾けたと感想を頂きました!
良かった!二人の生演奏のようだった!とお客様からもうれしいお言葉を頂きました。
目を閉じれば2人が目の前で演奏してくれている光景が浮かぶようにしたい!何とか音の響きを生演奏に近づけたいとの一心で頑張った甲斐がありました。


ピアノ演奏はSONYのPCM-D100を使いDSD64にて収録。弊社イベントコーナーと同じような比較的狭いデッドな環境でした。
ここでグランドピアノにPCM-D100を少し突っ込みONで録りました。録音に関しては全くのど素人で正直うまく録れるのか本当に心配でしたが、慎重にレベル合わせをして何とか収録しました。
演奏してくれた石田さんも、普段録音はするけれども最初から最後まで通しで収録することはあまりないようで、少し緊張気味でしたが、そこはさすがプロ!最後まで完璧に演奏してくださりちょっと感動しました。

第3部:ヴァイオリン一人三重奏にチャレンジ!



本日のメインイベント、一人でバイオリン三重奏が出来るのかやってみようという皆川さんのとんでもないGOODアイデアで実現したスペシャルな企画!リハーサルも一度きりの、ほぼぶっつけ本番に近いチャレンジでした。
曲は有名なパッヘルベルのカノン。この曲はそもそも3つのヴァイオリンとチェロ・コントラバス・チェンバロで演奏するために書かれた曲とのことで、まさに今回の趣旨にピッタリの曲です。
まずは1回目の演奏をDSD64にて収録。2回目は1回目に録音した演奏を左側のスピーカーからのみ音を出して再生、演奏者は右側に立ち、レコーダーをセンターに設置し左からのスピーカー再生音と右からの生演奏を収録。2重奏の完成です。
3回目は2重奏のデータを通常通りステレオ再生し、演奏者は右寄りのセンターに立ち、レコーダーをセンターやや左から収録。

ドキドキしながら三重奏での演奏&録音開始!順調に演奏が進み中盤に差し掛かった時・・・「あっ!ごめんなさい!」と皆川さんの声。珍しくミスしてしまいました。気を取り直して再チャレンジ!ところが何と続けて2回のミス・・・どうした真里奈ちゃん?! どうやら鳴っている音が全部自分の音なので、弾いていてどれが今自分が弾いている音なのか一瞬わからなくなってしまったようです。それってもしかして、スピーカーの音が生音に近いってこと?ん〜もしかしてオリオスペック的には最高の褒め言葉のような気もしますが、なんだかとても複雑な気分・・・
でもやはりプロです!4回目はキッチリ決めてくださり、一人三重奏成功です! お客様からも惜しみない拍手を頂きました。
ハプニングはありましたが、かえってある意味貴重な体験をさせて頂き、お客様も楽しんで頂けたのではないかと思います。



時間も押して来てそろそろ最後のご挨拶と思いきや、何と偶然にも今回使用したDSDレコーダー PCM-D100の開発者でありますSONYの橋本さんがふらっと遊びに来て下さっているのを発見!すかさず一言お願いしてしまいました。快くお受け頂き短い時間でしたが、貴重なお話を頂きました。本当にありがとうございました。

15時スタートの第二部もほぼ同じ内容で進行。
皆川さんも大分この場に慣れて来たようで、トークも軽快になり第一部よりさらに突っ込んだお話もして頂き、演奏はもちろんですが、演奏者としての色々な裏話なども聞けて大変充実した内容になったのではないかと思います。

そして何より感激したのは一人三重奏です!リベンジとも言うべき2回目のチャレンジ!
皆川さん気合入ってます!前回のミスを自分なりに分析してスピーカーから出す音量や、自分の立ち位置、レコーダーの設置場所まで細かく指示を出して頂きました。いや、さすがというかプロ根性というか、意気込みが伝わって来ました。
私も録音失敗なんてことのないように、慎重にレベル調整をしていよいよ演奏スタート。


美しいバイオリン三重奏の調べが会場内に響きます。成功を信じてドキドキしながらも聴き入ってしまい、ついに無事演奏終了!「やったー!」と皆川さんの声!会場からは「完璧!」「素晴らしい!」との掛け声と共に惜しみない拍手!
皆川さん、すごい!さすがです! 皆川さんも嬉しかったと思いますが、私も思わずガッツポーズが出てしまいました。



最後に先程の回でお帰りになるところを無理やり引き留めて二回目まで残って頂いたSONY 橋本さんに再度ご登場頂き、第一回目の時より長めにお話し頂きました。
「最初のイベントでよくこんなレベル高いことやるなと思った」と、何とも有り難いお言葉も頂きました(笑)

何とか無事ファーストイベントを終えることが出来ました。
今回いきなり秋葉原のパソコンショップのイベントで弾いて欲しいとの無理なお願いを快く引き受けて頂いた素敵なヴァイオリニスト 皆川真里奈さん、録り直したいなんていう無茶なお願いも聞いてくれたピアニスト 石田雅さん、PCM-D100という魅力的な製品の楽しさや、素晴らしさを教えてくださったSONYの橋本様、機材提供などご協力頂いたメースの島根様、完実電気の中谷様はじめ各商社の皆様、そしてオーディオに関してはまだまだ未熟な私にたくさんのアドバイスやアイデアを頂き、毎日のように夜遅くまでお付合い頂いた佐藤さん、皆様のおかげでこのイベントを何とか成功と言える形で実現することが出来ました。あらためましてこの場をお借りして心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。


これからも色々なイベントを企画し、お客様はもちろん、アーティストの皆様、オーディオ業界全体を盛り上げて行けるよう微力ながら頑張りたいと思います。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。

写真提供:アキバ総研 様
コメント
コメントする









 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
 

(C) 2024 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.